2025/02/01 12:00
毎年、作り手達が楽しみにしていることがあります。
それは「今年はどんなカタチのひょうたんに出逢えるのか」ということ。ひょうたんは自然素材だからこそ、唯一無二です。
その年の気候によって、出来栄えや収穫量が違います。
なかでも一番お目にかかるのが難しいのが、「綺麗な玉のカタチ」。
雪だるまのようなバランスの良いひょうたんは、
収穫量が少なく、加工※の段階で割れてしまうこともあるので、とても貴重なのです。
種から育て約8〜9ヶ月ほどかけて、素の状態のひょうたんに仕上がります。
作り手達は12月ごろからようやく、デザインを入れることができるのです。
※種や実を腐らせ掻き出し、乾燥させる
まんまるなカタチに惹かれて
デザインは、ひょうたんのサイズに合わせて微妙に変えています。
それは、どのデザインも同じです。
特に難しいのが、丸のデザインが施された「たまごけランプ」です。
まずは、素材選びです。
厳選されたひょうたんと言えど、膨らみがあったり、面長だったりと一つ一つ個性があります。
そこが作り手達から言わせると「どうしようもなく可愛い」ポイントなのです。
次に、下書き、そして穴あけです。
バランスを考えながらデザインを入れていき、穴を開けていきます。
作り手達の腕の見せどころです。
丸のデザインは、良し悪しがハッキリしています。
穴の位置のズレは、たとえほんの少しだったとしても、素人目でも分かるものです。
私達はそこも含めて、まるごと作品だと思っています。
さあ、だんだん、まんまるなカタチに惹かれてきましたね。

